テレビや雑誌などで見かける占いコーナー。見るつもりは無くても、目に入ると何となく見入ってしまうというケースは多いと思います。そこに書かれている結果は、占い師と呼ばれる職業の人たちが導き出したものです。どういう職業なのかイメージがつきにくいですが、実は占い師という職業を名乗るのに、特別な免許や資格は必要ないのです。

極端な話になると、何の知識を持っていない人がある日突然宣言してしまえば、職業として成立してしまうのです。つまり、自称でも問題ないのです。そのため、プロとアマチュアをはっきりと区別するための境界線もありません。あえて線引きをするとしたら、「稼げているか、稼げていないか」の違いではないでしょうか。

稼げているということは、それだけ実力があって顧客がついているということになります。悩みを抱えた人たちに必要とされているといるわけです。稼ぐためには、的中率の高さだけではなく、トーク術やカウンセリング力、さらに相談者に向き合う姿勢、知識や情報なども必要になってくるでしょう。占い師としての経験値も重要です。

占い師はそれらを努力して身につけて、顧客からの信頼を勝ち取っているのです。生まれ持った才能や運、人間的な魅力も影響しているとは思いますが、それ以上の努力をした人こそが、プロと言えるのではないでしょうか。「いくらお金を払ってでも占ってもらいたい」と思わせることのできる人が、世の中で活躍できているのです。