雑誌やテレビ番組などで占いを見ない日はないでしょう。人はそれを見て、「今日は良いことがありそう」「今日は気を付けよう」などと思い、意識はしていなくても気分の糧として生活するという人も少なくないはずです。街頭には占いを生業とする人も数多く存在し、当たると評判の人がテレビなどで芸能人を占っている姿を見ることもあります。それらを見て少なからず興味を抱いた人は多いはずです。

人間がこうも占いというものに惹きつけられるのは、理由があるはずです。歴史的に見ても占うという行為は、政治上で重要な意味を持っていたのは確かです。自然や人間について今ほど合理的に理解出来なかった時代ならば、自分以外の外部の何かを頼ろうとする気持ちはごく自然なものなのかもしれません。複雑化した現代であっても仕事や人間関係など悩む事柄は多く、日々決断しながら生きています。

そうした時に何らかの意見を求めたいと思う気持ちが起こるのは当然です。こうした部分に、占いが一定の役割を果たしているのはないかと思います。根拠のないものだからこそ、利用価値が高いと考える人も少なくないのです。占いを利用している人の多くは、日々の生活の中のちょっとした気分転換として行っているはずです。

振り回されすぎては危険ですが、上手く活用して前向きに人生を楽しむということが最も重要なのです。心の拠り所として求める傾向は、今後ますます強まっていくのはないでしょうか。