占い師は特別な存在だと思っている人は多いでしょう。守護霊と話ができるような人は確かに特別な存在だと言えますが、昔は誰もが普通に行うものでした。占いは古来より親しまれてきた文化の一つであり、何よりも重要視されていた時代もありました。占うことで政治や国を動かしていたという記録もあります。

特別なものであり、崇めるべき存在だという認識もあったことは間違いないのですが、一方で昔は、日常的なものであれば自分自身で占うという習慣がありました。火を燃やし、煙の形で物事を判断したり、紅茶を入れた後の葉で選ぶべき道を決めたり、様々なものが行われていたのです。このようにして身近なもので生活の様々ことを占ったり、一種の遊びとして取り入れていた時代も存在しています。国や時代によって差はありますが、占いはいつも日常のすぐ傍に存在していました。

最近は占い師に占ってもらうというケースが一般的ですが、それでも願掛けや自分なりのジンクスを持っている人は多いのではないでしょうか。「これがこうなったら、自分はこうしよう」などと考えながら、物事の行く先を決めている人もいるはずです。それも占いの一種と言えます。根拠のないものかもしれませんが、自分の直感を研ぎ澄ますことで出した答えは、自分をより良い未来に導いてくれるかもしれないのです。

何かに迷い、答えが出せないという時は、自分なりの答えを導き出せる方法を見つけて占ってみるのもいいかもしれません。